サッカーの勝敗はボーナスによる金一封がモノを言う

プロサッカーの世界は、試合で大活躍し、クラブの勝利に貢献することで年俸が上昇するため、多くの金銭を得るということは、成功の証であると言えます。しかし、成功を収めるスター選手は、ほんの一握りです。
そこから落ちこぼれてしまった選手は、待遇に不満を抱きながら日々を過ごしているケースも少なくありません。

そんな選手達にやる気を起こさせるために、通常の年俸や手当て以外に、クラブのオーナーやスポンサーから、勝利ボーナスを与えることが、しばしば行われます。
大事な優勝争いの中、もうひとつ選手達のモチベーションが上がらない場合に、次の試合に勝利することがあれば、増額が公表された瞬間に、練習態度から豹変し、勝利への執念を燃やすようになり、多くのケースで好結果をもたらします。

過去には、アナリストやサポーターから、間違いなく最下位になると評価されたクラブが、オーナーから増額が宣言されたシーズンで、優勝争いをするまでに大躍進、間違いなく優勝するとされていたクラブが、シーズンオフに高額な年俸の選手を多数獲得したことから予算がひっ迫し、減額が宣言されたシーズンは散々な結果になってしまったという前例があります。

プロサッカー選手は、一流アスリートの集団とは言え、所詮、金に欲のある人間であることが分かりますが、プロとしては当たり前の姿勢でしょう。